電気自動車フォーミュラE 選手権、ロンドンでの最終レースに行ってきました。
FIA主催のFomula Eは、2014年に初のシーズンが創設され、ロンドンでの15年6月27-28日がシーズン最終戦。
ロンドン中心部の公園で行われたレースは、英BBCも大きく取り上げ、入場チケットも格安なので、多くの観客が集まり、大盛況のうちに終了したのでした。
しかし、多くの観客の注目は、レース勝敗の行方よりも、単純に「電気自動車のレースはどんな物か」という興味と、レース以外にも、最新式の電気自転車や、発電の体験イベント等もあって面白そうな雰囲気に惹かれた感じです。
電気自動車を自作した技術者としては、レースカーがどんな仕組みになっているのか興味深々。電動フォーミュラカーのパワーを間近に感じた人々も、ルノーやBMWが展示していた市販EV車にポジティブな印象を持ったようです。
F1と違って、電気自動車レースの何が良いって、うるさいエンジン音も、排気ガスも出ません。TVで観戦してるとラジコンカーの音に聞こえますが(笑)、実際にはモーターとタイヤの回転音がイイ感じです(動画参照:動画ではカーブを曲がり切れずに、壁にドンッと追突した車がいます)
EU諸国は大気中のCO2削減に積極的ですし、電気自動車の購入に多額の補助金も出しています。あとは走行距離さえ延びれば、電気自動車の時代もアッという間に来そうですね。(英国では日本よりも電気自動車のラインナップが多いですが、英国で市販されている電気自動車は240ボルトの仕様ですので、今の所はチャージャーの問題で、日本輸入には適しません)
淋しいことに、これだけ集客している電気関連のイベントで、日本メーカーの姿が一つも無い!!
ウチで自作した電気自動車をここに持ってきて置いといたら、人だかりになったかも… 😀
日本は電気料金の値上げで、EVの需要が下火になっているようですが、このままでは世界のEVの潮流から乗り遅れてしまわないか不安になります。
EVの時代は必ず来る! 排気ガスの無い世界は良い!というのが実感できたレースでした。