イギリスで正しくドライブ! 英国での運転の必須知識
イギリスは日本と同じく右側通行なので運転しやすく、ドライバーの運転マナーもいいことで知られていますが、日本では馴染みの薄い『ラウンド アバウト』での通行や、車保険などの法律、イギリスの標識、セキュリティ対策の知識を持って運転しないと事故・トラブルの元となってしまいます。
在住者・旅行者の方も、イギリスで運転をされる方は、以下の一読をお奨めします。
イギリスの交通ルール
車の必要書類
安全にドライブするために
[交通規則] ラウンド アバウトの通行
ラウンドアバウトの通行には、原則があります。最も事故が起きやすい場所ですが、特に日本人は、ラウンドアバウトに入る時に、一時停止してしまい、後ろから来た車に追突されるケースが多いですので、必読です。
Round-Aboutの原則:
1. ラウンドアバウトに(大小関係なく)来たら、スピードを緩めます。
2. RoundAboutでは道の太さに関係なく、常に右側から来る車が優先です。
3. RoundAboutで行きたい方向によって、入る時の車線を変えます。
4. 内側を走ってる車に優先権があります。
5. RoundAboutに今から入る車より、すでに中にいる車が優先です。
6. 右側から来る車がいない場合、一時停止しません。ラウンドアバウト入口に—白い点線—が書いてありますが、これは停止ラインでは無く、Give Way=先方優先のラインです。(ページ下の「Give Way」の説明も参照下さい)
7. RoundAbout内に信号がある場合、右先方から車が来ていなくても信号に従います。
[ 2車線以上のラウンドアバウト走行の仕方 ]を図で見てみます。ラウンドアバウトに図の下から入るケースです。
A: 出口A(左方向)に行く場合、最初は左車線に並び、左ウィンカーを出しながらラウンドアバウト外側を走ります。
B: 出口B(直線)に向かう場合、最初は右車線または左車線に並び、ウィンカーを出さずに、ラウンドアバウトに入り、出る前に左ウィンカーを出します。
C: 出口C(右方向)に向かう場合、最初は右車線に並び、右ウィンカーを出して、ラウンドアバウトの内側を半周。出る前に左ウィンカーを出します。
(D:の自分の右側の道に、車の列が並んでいると、右側優先ですので自分が発進できない状態になりますが、焦らずにチャンスを待ちます。Dに対して右側に当たるBの道から車が来て、Dの車が止まった時を見計い、後続の車のためにも素早く発進します)
出口の方向が分からずに停止したり、マゴ付いて焦ってしまうと事故の原因になります。出口が分からない時は、右ウィンカーを出しながら一番内側をグルグル回って考えます。 大きなラウンドアバウトが2つ、3つ連なる「難所」もありますが、常に右側優先です。
☆ 動画解説を作ってみました。
↓ 英国ラウンドアバウト通行の仕方(基本編)です↓
↓英国ラウンドアバウト通行の仕方(応用編)↓ *無理な進入は事故の元になります。
[交通規則] イギリスの制限速度は?
標識に<30> <40>と書いてある場合は、その速度が制限になります。道路標識でスピードリミットが書いてない場合、英国内の制限速度は以下です。
片側2車線以上:70mile (112km)
片側1車線:60mile (96km)
街の中:30mile (48km)
スピード監視カメラが装備されている場所に来ると、前方の車が制限速度まで落とそうとし、急ブレーキを踏みます。追突に注意!
(俗にはスピードリミットの1.2倍(120%)までならば、反則チケットは来ないと言われております←保証しません!)
[交通規則] イギリスの道路標識
大概は日本と同じ標識です。または英語で意味が書いてあります。分かりにくいもの、日本とは違うもの、注意が必要な標識を紹介します。
■ BUS LANE (バスレーン)
バスとタクシーの専用レーンです。道路に「BUS」と書いてあったり、赤く舗装してあります。混雑してない土日・昼間など、時間によって解除されています。(道によって違いがあります。標識に時間が記載されてます) 制限時間内に、一般車両がここを走っていると監視カメラに撮られ、罰金が科せられます。なお、バスの停車場(Bus Stop)の色が付いたエリアは停車禁止です。
■ Give Way
Give Way=道を譲るという標識です。他の車線から来る車が優先です。
交差点の路上のGive Wayのマークは、逆三角形のマークがあり、その先に点線が書いてあります。メイン道路が優先の場合は二重点線で、その他は1つの点線です。RoundAboutの入り口にもGive Wayの点線が必ず書いてあります。日本の交差点には通常「STOP」と書いてあり、一時停止するルールになっていますが、イギリスでは「GIVE WAY」ですので、交差点では、車や歩行者が来ていないのを確認できたら、STOPせず、GOです。もちろん、見通しが悪い交差点では一時停止して左右を確認しなければいけません。ラウンドアバウトや、見通しが良くて先方の道路から車が来ないのが目視できる交差点では、日本での運転のクセで、ついSTOPしてしまうと、後ろの車に追突される危険があります。
■ Not Overtaking
追い越し禁止です。
ちなみに「路上を走る馬」を追い越す時は、馬を驚かせないように車間距離を取り、エンジンをふかさないように注意します。
■ Roundabout (ラウンドアバウト)
もうすぐラウンドアバウトがあるというサインです。(左のは小さいラウンドアバウト用)この標識が見えたら、スピードを少し緩めて、次にどこの方角に曲がれば良いか考えておきます。
■ Box Junction
交差点の路上に書いてある、進入禁止の網ラインです。前の車が詰まっている時は、この枠内に入ってはいけません。監視カメラが違反をチェックしているケースがあるので注意です。
[交通規則] 駐車OK? 駐車違反の紙が貼られたら?
イギリスでは路上駐車ができて便利です。駐禁では免許の減点はありません。駐車OKかどうかは、路上のラインの色と、標識で判断します。
しかし、駐車違反の罰金は、各自治体と駐車取締官の大切な収入源になっています。間違えて駐車してしまう場所、「数分なら駐車しても大丈夫だろう」と思ってしまうような場所、Disabled専用の駐車枠には、「CCTVカメラ」が取り付けてあり、取締官が待ち構えていると考えたほうが良いです。正しく判断し、「停めて良いか分からない」と疑問を持った場合は駐車を避けましょう。
■ レッド ライン
・レッドライン2本線: パーキング禁止。一時停車禁止。
・レッドライン1本線: 時間が指定されている間はパーキング・一時停車禁止。時間外は一時停車OK。
■ イエロー ライン
・Yellow2本線:一時停車(Waiting)はOKですが、パーキング禁止です。ただし、道の曲がり角や交差点ではパーキングも一時停車も禁止です。
・Yellow1本線は制限時間があります。右の画像の場合、朝8時から夕方6時までは一時停車NGという意味で、その他の時間帯はパーキングOKです。
(一時停車=Watingとは、車を一時的に停めて、乗り降りや荷物の積込みをしたり、運転席に乗って人を待つという状態です。)
■ 白ライン
[白ライン]はパーキング可能ですが、時間やパーミット制限(例:住民オンリー)があるので標識を確認します。
画像の場合、「月曜から土曜日の8時から6時まで制限あり、2時間まで駐車可能で、No Return 2 hoursとは、2時間経過しないと同じ場所に戻ってきてはいけない」という意味です。つまり、制限時間外は自由に駐車できますが、制限時間内は2時間駐車した後、また同じ場所に戻ってきてParkingするのは2時間経過した後ではないといけないよという意味です(同じ駐車場を1人に独占されるのを禁じるためです)。
■ ライン無し
路上にラインが引いてない道路は、駐車自由です。ただし、交差点や、他人の家の車の出入り口など、邪魔な場所に駐車しないこと。
■ 「路肩」「歩道」「道路脇の芝」に乗り上げてパーキングすることは禁止されています。(路肩に駐車ラインが引いてない無い限り)。
店や公園の前などで、歩道の幅が広くなっていて、誰でも駐車してしまいたくなるような歩道は、駐車取り締まりの罠だと考えたほうが良さそうです。
■「Disabled」「Doctor」「Taxi」など: 路上に点線の枠があり、使用できる人が決まっている枠内は駐車してはいけません。
■ [ジグザグライン][自転車用] : 停車禁止です。
[交通規則] 横断歩道のルール
イギリスには大きく分けて2種類の横断歩道があります。しかしながら、イギリスでは横断歩道に限らず歩行者が道路を横切ってくるので、常に注意が必要です。
←通称・ゼブラ (ZEBRA)
シマウマ模様の横断歩道で、信号はなく、球体のライトが点滅しています。ZEBRAに近付いたら、歩行者がいないか確認します。歩行者が待っていたら、強制ではありませんが、停車してあげましょう。歩行者が既に渡り始めている場合は、歩行者優先ですので必ず停車します。
←通称・ペリカン(PERICAN)
車道に白い点線が書いてあり、歩行者用の押しボタンがある横断歩道です。信号が赤の時、車は渡ってはいけません。
信号がチカチカ点滅している時: 歩行者がいる場合は歩行者が横断歩道を渡り切るか、道の中央分離帯に渡るまで待たなければいけませんが、歩行者がいない場合は車をスタートしても構いません。
禁止事項やペナルティは? 飲酒運転はOK?
日本と同じで、免許には点数があり、違反ごとに減点されていきます。減点が溜まっていくと、講習を受ける義務が生じたり、免停になったりします。
運転ペナルティの記録は、3年間保持されます。基本的には、3年間に減点が12ポイント溜まると免停になります。
飲酒運転は基本的にはNGですが、ほとんどのパブには駐車場があります。人によって違いますが、ビール1パイントくらいまではアルコール検地の基準値を超えないでしょう。(呼吸100ml中、35mg以上のアルコールが検知されると反則に問われます)。(ちなみに、イギリス人の標準体型ではビール「2パイント」まで大丈夫と、俗に言われています。←保障はしません)
その他、「飲食しながらの運転」「携帯電話を手に持って運転」もペナルティの対象です。
MOT無しや保険無しの運転も認められていません。シートベルトは運転席、助手席では着用が必要です。幼児にはチャイルドシートが必要です。
ライトが切れてないこと・タイヤの状態が良いことも必要ですが、普通は取り締まり対象になっていません。ですが、事故の原因となりますので、注意します。
路上でパトカーや警官に停止を命じられた場合、速やかに警官の指示に従って、免許や書類を見せましょう。指示に従わないと、公務執行妨害に問われるかもしれません。
<主な減点>
パーツの不良(ライト切れやタイヤなど) 3点
飲酒・麻薬運転 3~11
スピード違反 3~6
信号無視 3
無保険 6~8
携帯電話使用や飲食しながらの運転 3
パーツの不良(ライト切れやタイヤなど) 3点
運転免許を見せない等の公務執行妨害 6点
事故 3~11点
自動車保険について
イギリスの保険は(Third Party)と(Comprehensive)に分けられます。他者や他の物を損壊してしまった際の保険(Third Party)には必ず入らなければいけません。Comprehensiveは他者と自分の車に対する複合保険です。保険の書類(名前と有効期限が記入してあるページ、コピーでも可)と、保険会社の連絡先は車の中に置いておきましょう。
保険は日本のように「車」に掛けるのではなく、「運転者と使用する車」に掛けます。ですので、イギリスでは他人の車は運転できません。
保険なしで運転するのは交通法違反で、免許の減点対象になります。保険切れには注意しましょう。
なお、2011年に改定された保険法では、全ての車に保険が必要になりました。普段使用せずに車庫に入れてある車や故障中で放置してある車でも「SOAN」を申請しておかないと罰金が科せられます。(SORNとは「公共の道路を使用していない」という申告です。SORNの状態を続ける場合、1年に1度SORN申告しなければなりません)
つまり、イギリスで登録してある全ての車は、自動車保険が掛けてある状態にあるか、車を使用していないというSORNの状態になければいけません。
http://www.askmid.com/ のサイトで、車のナンバーで、保険の状態を確認できます。
<保険会社の選び方>:
自動車保険会社は数多くありますが、金払いが良くなかったり、丁寧に対処してくれない会社もありますので、選ぶ時はサービスの内容・金額・クチコミを参照に選びます。車の保険を専門にやっている会社のほうが信頼できます。
日本人向けの保険は、日本語で相談できるので、万が一の時も安心という利点があります。「モーター一番」などがあります。
<保険を安くするために>
日本で利用していた保険会社から「無事故証明の英文」を取っておくと、イギリスの保険会社でも割引の対象になる場合があります。
保険の値段は、住んでいる場所(犯罪多発地域だと高くなります)や、家に車庫があるかどうかでも左右されますので、実は「家選び」で、車の保険の値段も変わります。
保険の「Excess」(自分で修理する金額)を多くすると、保険の値段も安くなります。Excessは通常、300ポンド程度に設定します。
ROAD TAX 自動車税について
ROAD TAXとは道路を使用するための自動車税です。EURO内で発売された車は、基準の排ガスCo2レベルによって税金の額が違います。なお、長期出張・不在で道路を使用しない時はSORNを申請して、リファウンドを申請すると、その分のお金が戻ってきます。
支払いは半年分か1年分を選ぶことができます(1年のほうが若干お得)。更新期限近くになると、郵送で更新のお知らせが送られてきます。支払いは近くの郵便局やDVLAで可能です。
Road Taxの期限が切れた状態で放っておいたり、公道に停車するのは交通法違反で、罰金が科せられます。期限は車のフロントガラスに貼ってある丸い紙(Tax Disc)に書いてあります(Tax Discは14年10月で廃止。その後はデータ上で管理されます)。Road Tax更新の際には、MOTの車検書、車保険の提示が必要になります。更新日の1ヶ月前から、近くの郵便局か、公式Webで更新できます→ https://www.taxdisc.service.gov.uk/
MOT車検について
MOTはイギリスの車検で、1年ごとに更新が必要です。MOTが切れた状態で、公道を走ると交通法違反です。(車の中に最新のMOT証明書を入れておきましょう)
MOTは「MOT」マークのある車修理工場・ガレージで取ることができます。検査項目は主にライト、排ガス検査など、車の根本的な機能に関してチェックされます。(ですので、中古車を買う場合、MOTが付いている車だから安心という意味ではありませんが、MOTが切れている車は購入を遠慮したほうが良いです)
期限が切れる1ヶ月以内にガレージに車を持っていき、MOTを更新します。更新を忘れて走っていると事故を起こした時、不利になります。
車のMOTは、VOSAでデータ管理されているので、下記のサイトでMOTステータスを確認できます。www.motinfo.gov.uk
V5C 車両証明書について
保管場所に注意! V5Cを車の中に保管してはいけません。 (車が盗難された時に、すぐに売買されてしまいます。)
引っ越した時は、V5Cの中にある、住所変更の届けをしておきましょう。(無料)
V5Cを無くした場合はV62という申請書に書いて、25ポンド払って、再発行できます。
車を売った時は、V5Cの6番と10番に新規オーナーの住所とサインを書いてもらい、「右のページ」を切り取って買い手側に渡し、「売り手側」は左のページをDVLAの住所(V5C参照)にすぐに郵送します。V5C丸ごと買い手に渡してはいけません。
盗難に遭わないために
車の盗難、CDオーディオの盗難は多いです。小遣い稼ぎや学生の遊び目的での盗難が多数ですので、注意していれば避けることができます。
○ 貧困層が多い地域では、夜の暗い道に駐車をしないこと。どうしても必要な時は明るいライトの下、人通りがある場所に。
○ バック、小銭、カーナビなど、価値があるように見えるものを車内に放置しないこと。車内に置きたい場合はダッシュボード・座席の下・トランクルームなど、外から見えない場所へ。
○ CDラジオを、表面が取り外し可能なものに取り替える。
○ アラームを取り付ける。
○ ハンドルを固定するセキュリティ対策の棒は、おまじない程度の効果あり。
○ 有料駐車場内でも、盗難は良く起きます。駐車場の地面に粉々の透明なガラスが落ちてる場合、それは最近盗難にあった車の窓ガラスの破片かもしれません。その場所には夜間駐車しないほうがベターです。
事故った、事故られた時に
事故が起きたら、被害者と加害者がお互いの連絡先と保険会社をメモします。大事故や人身事故でない限りは、警察に届ける必要はなく、事故後なるべく早く、保険会社に連絡します。事故にあった時の状況を詳しく説明できるように、その場の事故写真を撮っておくと、時間などの記録もできます。大きな事故の場合、目撃者を確保しておくと良いです。
保険会社の電話番号と非常時の連絡先、メモ用のペンと紙を常に車のダッシュボードに入れておきましょう。
英国の緊急(救急、警察、消防)の電話番号は「999」の統一番号で、「救急車(Ambulance)」か「警察(Police)」を呼びだします。
故障を避けるために
■ ハンプの罠
イギリスの住宅街では、車のスピードを抑えるための「HUMP」「スピードクッション」が、道に備え付けられています。左の画像のような道の真ん中だけが盛り上がっているHUMPは、救急車両はスピードを落とさずに済み、乗用車は乗り越える必要があるので多く使われているタイプですが、実は、車にダメージが積もる原因になります。
いつもHUMPを両輪の中心で乗り越えていると、長い間に車輪が「ハ」の字のように外側に広がってしまいます。
また、車体の底にHUMPがあたり、オイル漏れ・マフラーが壊れる原因になります。(Humpをよく見ると、擦り傷が沢山見えると思います)。スピードを落とさずにHUMPを超えると、サスペンションやタイヤの関節部分にガタが来ます。車の片輪だけをゆっくりHUMPに乗せて通るのがベターです。
■ 日常メンテナンス
日本ではガソリンスタンドのお兄さんがオイル点検をしてくれたり、定期車検で細かくチェックしてくれるので、自分で車の整備をしたことがないという方が多いのではないでしょうか。しかし、イギリスのMOT車検ではオイル・水・空気圧等の点検項目は入ってない為、「自分の車のメンテナンスは自分でする」必要があります。メンテが分からない方は「Car Servicing」をやっている会社に頼みます。
オイル点検を怠っていると、部品が磨耗し、数年後にはエンジン交換などの何千ポンドもの高額な支出を被ることに繋がります。また、タイヤの点検やブレーキ液の補充を怠っていると、車は高速で走行する物ですので、命の危険に繋がります。半年に1度くらいは「必ず」車のメンテナンスをしましょう。
(弊社ではオイル点検・ブレーキ液などのチェック・交換の整備点検(どのような作業をしたかのリスト付き)を受け付けております(ロンドン中心~北西部のみ)。また、MOT車検にオプションとしてメンテナンスも付け加えることもできます。詳しくは「お問い合わせ」より申し込み下さい。)
■ 冬場の注意
イギリスでは零下まで気温が下がると、路面の凍結防止に、Gritと呼ばれる「砂と塩」を混ぜたものを道路に撒かれます。車に塩が付いたままの状態にしておくと、サビの原因になります。冬場が終わったら、車の下から、特に関節部分を念入りに「ジェット噴射」で洗車しましょう。
■ 万が一の故障の場合に
車が故障したり、バッテリーがあがったり、パンクして動けなくなった時のために「Breakdown Cover」に入っておくことをお勧めします。
日本でいうJAFのようなものです。イギリスでメジャーなのは、「The AA」「RAC」です。
高速道路で車の調子がおかしくなったら、ハザードランプを付けて車を路肩に寄せ、安全な場所に避難して、Breakdownの会社に連絡して待ちましょう。高速道で、自分でタイヤの交換などをしては危険です。
ガソリンの入れ方
イギリスではセルフスタンドしかないので、自分でガソリンを選んで入れます。
◆ 普通ガソリン=『UNLEADED』緑色です。 (一般的なガソリン車はこれを利用します)
◆ ディーゼル= 『DIESEL』黒色です。高機能の『DIESEL Premium』というのもあります。
◆ ハイオクガソリン=『Unleaded Premium』『Unleaded Plus/Super』 (呼称や色はスタンドによって異なる)
◆ 有鉛ガソリン(≒ハイオク)=『LEADED』または『LRP(=Lead Replacement Petrol)』 (色はスタンドによって異なる。ハイオクと同様の意味として販売されている)
に分かれていますので、ガソリン車に、黒色のディーゼルを入れないように!(壊れます)
・支払い方法は、ガソリンを入れた装置の番号を店の人に言い、ガソリン代を払います。最近はガソリンを入れる前に、カードで支払いをするタイプも増えています。
・ガソリンを入れる時は「置き引き」に合わないよう、車に鍵を掛けてください。
■ 中心街に入る時:コンジェスチョン チャージって何?
Congestion Chargeとは、ロンドン中心部に導入された「通行の渋滞税」です。Cの赤いマークが道に書かれてる所からゾーンに入ります。
ゾーンに入ると、監視カメラの読取りシステムにより、通行する全ての車が記録・照合されます。通行した次の日までに支払いを済ませないと、通行料の値段が高くなっていきます。
支払いは1日分・1週間分・1ヶ月分…と選択できます。(ハイブリッドカー等の低公害車は登録後、無料でエリア内を通行できます)
土日・祝日・平日の夜中・クリスマスの時期は制限は解除され、無料です。
支払いは、
・http://www.cclondon.com/←ここからカードで支払う。
・「Pay Point」と書かれてあるガソリンスタンド・コンビニ・キオスク等で支払う。
・0845 9001234 ← またはここに電話。