battery-yuaロンドン北西部にある、業界人向けの車用品店での、先日の出来事。

車のバッテリーを買いに行ったら、「自分で好きなの選んできてよ」と、顔馴染みなので倉庫に通された。
そこには大量のYUASAのバッテリーが並んでいた。

その一方、大量のYuasa以外のバッテリーが「DON’T Touch(触るな)」と書かれて、まとめてパッキングされていた。

不思議に思っていると、
倉庫番「ウチはこれからYUASAしか扱わないことにしたよ。他のメーカーのは、ぜんぶ返却して、一掃する」
わたし「Why??」
倉庫番「日本メーカーのと、他メーカーの価格が同じなら、みんな日本のYuasa選ぶから、他の売れないんだもん」
わたし「そうだろうね、特に車に詳しい人は。」
倉庫番「やっぱりJapanの製品は、質が違うし、長持ちするからね。」
わたし「・・・(英国人も、ようやく気付いたか!)」

そのやり取りを聞いていた他の従業員たちが話に割り込んできて…、
「そうそう、日本製のヘアピン、すごくいいんだってさ」
「俺も日本の理容用のハサミを入手したい。切れ味が違うんだって!」
「友達が、日本製の商品をイギリスで転売して儲けてるらしい! 俺も輸入できないかな?!」
と、話が盛り上り…。
わたし「(タジタジ)・・・うち、車の専門だから 😉 」

イギリスは”Made in Japan”というブランドが、それほど浸透していない国だと思いますが、ネット時代になって、クチコミ=第三者の評価やアドバイスが身近になった今だからこそ、日本製商品のチャンスが広がっているとも言えるかもしれません。
YUASAさんはブランド名が一般に浸透していない企業だと思われますが、このように質を高めつつ、他国のメーカーと価格帯を一緒にする努力ができれば、業界のスタンダードになり、一気にシェアを高められるかもしれないと思ったのでした :-)